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物件探しは、先に見に行かず予算を組んでから探すこと

物件探しのコツは、先に見に行かず予算を組んでから探すこと

「気に入った物件があるのですが、予算を超えてしまう。どうすれば良いのでしょうか?」

今回は、こんなご相談です。

まず、自分の目と足で物件を見て回る方、不動産屋さんでとりあえず物件を見てみましょうと出掛ける方と共通ですね。

問題は物件代を含む全体の予算組をしていないこと。
また、その予算内で探さないことにあります。

少しぐらいならオーバーしてもいいかも…なんて思ってられるからでしょうか。
建築費を削ればなんとか…なんて考えていると、さらにオーバーしてしまいます。

詳しく説明してゆきます。

物件探しのコツは、先に見に行かず予算を組んでから探すこと

物件探しのコツは、先に見に行かず予算を組んでから探すこと

 結論を先に言います。

土地や中古物件を探す際、一番初めにすることは物件を見に行くことではありません。

全体の予算組を始めることなのです。

予算組の結果、予算内で自分が満足できる物件を選ぶことがコツです。

 物件を見ることを先行すると

どうしても、予算を超えた物件を見てしまいます。
自分自身で選んでもちょっと良いものを見ますし、不動産屋さんが紹介するにしても物件価格が高い方が報酬が良い訳ですのでそちらを勧めますよね。

一度良い物件を見ると、後で予算内と言われてみたものはどうしても妥協した感覚になります。 自分の予算が分かっていても下げ難いものです。

 担当が土地・建物の状況に対して説明できるか

土地については物件説明がありますので誰にでも出来るのですが、その条件下でどんな建物が出来るかを説明するには、計画できる経験と知識が必要です。

中古物件だと建物の説明が出来る人自体が少ないです。 どこが傷んでいるのか、修繕個所はどこか、耐震性はどうか、修繕費用はどれくらい必要か。

暮らし易いリノベーションをするにはどうすれば良いか、どの範囲であれば改修可能かなどのアドバイスも建築の経験や知識が必要です。

 建物の費用や改修費は必ず必要だし、削れない

建築費用やリノベーション費用は、建物の状況や仕様グレードで大きく変化します。
こだわりのある人ほど、良いものを求める傾向があります。

建物費用や改修費用はコストアップします。改修の場合は最悪建て替えもあるでしょう。
結局予算は削れるかというよりも、どれだけ予算を増やせるかになってしまいます。

 欲しい物件と買える物件とは違う

まず、自分たちが条件や希望で何を求めているかを確認してください。

次にその物件は希望が幾つ叶っているか、を判断基準とするのです。
100%満足する物件はありませんし、自分の支払い能力と欲しい物件とは違うものですから、買える予算内で探すことです。

まとめ

初めに予算を組むことからスタートしましょう。

まず、自己資金とローン金額から資金の予算を組みます。
次に、住まいの要望を聞いた上で建築費または改修費を算出します。家を建てるなら先に建築予算を組んでおくのです。

【資金の予算】-【建築又は改修費+諸経費】=これから探す物件の予算

この予算内で物件探しを始めます。

次に物件に求める条件・こだわりを出しておきます。
当然、一番こだわるものから順位をつけることも忘れずに。

物件を見る際は、自分たちが求めている条件のどれだけが満足できるかで購入の判断とするのです。
物件を見て、満足している条件にチェックを入れれば、その物件の満足度が一目で分かりますから。

建築費・リフォーム費も予算オーバーになりやすいですし、こだわりが一番出るところです。

物件購入で予算オーバーすると、後の工事で満足出来ないだけでなく、最悪、予算不足で工事が出来ないこともありますので注意が必要です。

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